組織力は、会社の経営に大きな影響を及ぼします。
基本的に、業績の好調な会社の従業員は不平不満をあまり漏らさないのですが、業績の不調な会社の従業員は多くの不平不満を抱えています。
つまり、組織力は業績に比例するということですが、では組織力を高めるためにはどうすればよいのかというと、もちろん経営コンサルタントに相談するのも良いですが、まずは以下の三つのポイントを押さえる必要があります。
一つ目は、「従業員の性格を把握する」。
人間の性格というのは一人一人違いますから、杓子定規な接し方をしていては従業員との信頼関係は築けません。
ですから、個々の性格に合わせた指示の出し方などを理解しなければなりません。
二つ目は、「適材適所の人材を置く」。
基本的に、人間の短所というのは簡単に治るものではありません。
ですから、短所を改善するよりは、個々の長所を活かせる場所に配置したほうが近道です。
三つ目は、「従業員の活動をサポートする」。
いわゆる「PCDAサイクル」のうち、従業員は「行動(Do)」を担っていますが、これを経営者がしっかりサポートすることで初めて、その質は向上して行くのです。